映画『うるわしの宵の月』
映画『うるわしの宵の月』
映画『うるわしの宵の月』

初めて、人を本気で好きになる

映画『うるわしの宵の月』

In the Clear Moonlit Dusk
  • 道枝駿佑
  • 安斉星来
  • 水沢林太郎
  • 星乃夢奈
  • 鈴川紗由
  • 大倉空人
  • 阿佐辰美
  • 与田祐希
  • 藤木直人
主題歌
なにわ男子「Moonlit」(ストームレーベルズ)
監督
竹村謙太郎
脚本
徳永友一
音楽
兼松 衆
原作
やまもり三香 『うるわしの宵の月』(講談社「デザート」所載)
企画プロデュース
刀根鉄太
プロデューサー
堀英樹 塩村香里 韮澤享峻
音楽プロデューサー
溝口大悟
宣伝プロデューサー
上地智子
撮影
板倉陽子
照明
藤森玄一郎
録音
西條博介
美術
林田裕至
装飾
前田亮
編集
髙橋信之
ミュージックエディター
遠藤浩二
VFXプロデューサー
長井由実
音響効果
小山秀雄
カラリスト
関口正人
衣裳
京美里
ヘアメイク
斉藤恵理子
スクリプター
山下くるみ
助監督
實光美々佳 松井郁貴
アシスタントプロデューサー
藤塚渉 吉本美春
スケジュール
川口浩史
制作担当
飛鷹理紗
制作プロダクション
TBSスパークル
配給
東宝
製作幹事
TBSテレビ
10.23 FRI. ROADSHOW
OFFICIAL SNS
X
Instagram
TikTok
In the Clear Moonlit Dusk

INTRODUCTION

滝口宵

圧倒的な美しさと洗練された世界観で描かれ、
自分らしく輝く勇気をくれる

“W王子”の甘く切ない
ファーストラブストーリー

累計820万部突破の大ヒット漫画が待望の実写映画化 !
主演・道枝駿佑が、これまでにない自由奔放な
モテ男子という役柄で新境地を見せつつ、
内側に秘めた一途な情熱を繊細に体現。
対するヒロインは、
安斉星来演じる「王子」と呼ばれる女子・滝口宵。
持ち前のボーイッシュな魅力で、
初めての恋に葛藤する姿を等身大で演じる。
共に「王子」と呼ばれる2人の運命的な出会い――。
初めての本気の恋に戸惑いながら惹かれ合う姿を、
美しく洗練された世界観で描く。
まぶしいほどにまっすぐな、
すべての初恋の記憶に触れる物語が誕生する。

市村琥珀
場面写真

STORY

滝口宵は、
容姿端麗・スマートな「王子」と呼ばれる女子。
でも内心では、その完璧な王子様像に
複雑な思いを抱いていた。
そんなとき突然出会ったのは、
完璧なルックスを誇る高校一のイケメンで
同じく「王子」と呼ばれる一つ上の先輩、
市村琥珀。

「あんた、めちゃくちゃ美しいな」

一見チャラそうに見える琥珀先輩だが、
彼は宵の心に真っ直ぐな言葉をぶつけてくる。
琥珀先輩の強引なアプローチで
2人は付き合うことになるが・・・。

CAST

CORRELATION DIAGRAM

相関図。W王子:市村琥珀(道枝駿佑)は滝口宵(安斉星来)に強引にアプローチし、宵は琥珀が気になる。よしこ(与田祐希)は琥珀の幼なじみ。茄子おやじ:3人目の王子!?大路拓人(水沢林太郎)は宵を恋愛対象として意識し、滝口誠一(藤木直人)は宵の父親。桑畑春(阿佐辰美)と茜仙太郎(大倉空人)は琥珀の同級生で、琥珀の初めての本気の恋を見守る。利根のばら(星乃夢奈)と日比谷寿(鈴川紗由)は宵の同級生で、二人の仲を応援する良き友。

STAFF

監督:竹村謙太郎

Comment
やまもり先生の描く繊細で美しい世界観を映画化できることを光栄に思います。
主演の道枝くんと安斉さんは、ともに「王子」と呼ばれる琥珀と宵が持つ複雑な内面を魅力的に演じてくれています。
原作ファンの方はもちろん、はじめて本作に触れる方にも、彼らのひたむきでまっすぐな人間模様を、
不器用に痛みながら成長していく様を、ぜひ劇場で。

THEME SONG

主題歌:
「Moonlit」なにわ男子(ストームレーベルズ)

主題歌 なにわ男子「Moonlit」

道枝駿佑

Comment
僕が主演させていただく映画『うるわしの宵の月』の主題歌に
なにわ男子の新曲「Moonlit」が決定しました!

この曲はなにわ男子らしい、
そして作品にとても寄り添って作られたピュアなラブソングです。
作品の中で描かれる切なさやときめき、もどかしさを詰めに詰めた曲に仕上がりました!

この曲と一緒に映画を盛り上げられることをとても嬉しく思います!
ぜひとも皆さん、この曲を愛してください!

ORIGINAL

『うるわしの宵の月』(全11巻)(デザートコミックス)

『うるわしの宵の月』(講談社「デザート」所載)

原作者:やまもり三香

Profile
2005年に「ザ マーガレット」(集英社)にて「キミのクチビルから魔法」でデビュー。主な作品に「シュガーズ」など。 2011年から2014年にはマーガレット(集英社)にて「ひるなかの流星」を連載。全12巻で累計170万部を突破する。2015年5月、同誌にて「椿町ロンリープラネット」の連載がスタート。2020年より「デザート」(講談社)にて「うるわしの宵の月」連載スタート。単行本は10巻まで発売されている。
Comment
実写化のお話をいただいたときはとても嬉しく思いました。そして琥珀と宵ちゃんを誰が演じてくださるのかとても楽しみにしておりました。王子×王子にふさわしい、道枝さんと安斉さんにお会いした際は、「顔小っちゃ!脚細っ!」と語彙を失うほどの圧倒的美しさと圧倒的王子感に呆然としたことを覚えております。制作の皆さまも原作をよく理解してくださり、誠実に取り組んでくださいましたので、素晴らしい映画になると確信しております。多くの方々にこの映画が届けばいいなと思っております。

PRODUCTION NOTES

1うるわしのクランクイン ~初撮影は初デート~

撮影現場の様子(うるわしのクランクイン)

映画『うるわしの宵の月』の撮影が初日を迎えたのは、2025年10月上旬。道枝駿佑が演じる市村琥珀と、安斉星来が演じる滝口宵の初デートシーンから撮影は始まり、ふたり揃ってのクランクインとなった。まず、和菓子屋でロケを行い、デートコースそのままにお団子を持って公園に移動。シーンの流れ自体は決まっているが、細かな動きやリアクションはほぼアドリブで撮影されていく。そこで珍しい動物を見かけ、「可愛い」と楽しそうにスマホで撮影する琥珀と、そんな琥珀を楽しそうに見ている宵の可愛さ。それを見守る竹村謙太郎監督からも、「いいですね!」と声が掛かる。ふたりはすでに琥珀と宵そのもの。それもそのはずで、イメージにぴったりな道枝と安斉ありきで映画の企画も動き出したが、もともとふたりは原作ファン。道枝はいつか琥珀を演じてみたいと憧れており、また安斉は宵と自身が内面的に似ていると思っていた中で、今回の出演となった。だからこそビジュアルに関しては、撮影前からこだわりを見せ、原作サイドやスタッフと意見を交えながら、琥珀と宵を文字どおり見事に実写化。道枝は琥珀の特徴と言えるヘアを再現するため、カラーリングとカメラテストを繰り返しながら完璧なプラチナブロンドに髪を染め、安斉もシーンや心情によって前髪やメイク自体も変えるなど研究しながらキャラクターを作り上げた。初デートのドキドキとときめき、初日の緊張感と高揚感が重なったクランクイン。スタッフもふたりを見て、あらためて「琥珀と宵だ」と嬉しそうに口にしていた。

2うるわしの名シーン ~神戸の花火と出会いの顎クイ~

撮影現場の様子(うるわしの名シーン)

原作は名シーンが多いだけに、どの部分を盛り込みながら、1本の映画としていくかというのは制作陣も大いに頭を悩ませたところ。結果、数々の名シーンが織り込まれつつ、原作どおり琥珀と宵のそれぞれの視点、気持ちと距離の変化が繊細にも丁寧に紡がれた作品となっている。夏休みに琥珀と宵たちが出掛ける神戸旅行も、そのひとつ。実際に10月下旬に4日間を掛けて兵庫県神戸市でロケが実施され、原作でも訪れている劇場型アクアリウム・アトアなど観光スポットで撮影が行われた。花火大会のシーンは、制作陣が何か夏らしさを入れたいと考えていた中、神戸撮影期間にタイミングよく花火ショーが開催されると知って、撮影に組み込むことに成功。映画ならではのスペシャルな名シーンも加わった。また、名シーンと言えば、琥珀と宵の出会い。突然、階段の上から琥珀が飛び降りてきて、尻餅をついてしまう宵。宵を男子と勘違いしながらも、琥珀は「あんた、めちゃくちゃ美しいな」とその顎を掴んで……。同シーンは撮影期間中盤に、埼玉県の大学で撮影が行われた。注目なのが、琥珀の顎クイ。「僕、手が大きいんですよね(笑)」と笑っていた道枝だったが、その手の大きさと指の美しさを生かした演出が付けられた。この他にも、保健室や遊園地など、これぞ“うるわし”というシーンを丁寧に映像化。また、原作で印象的だったモチーフや表現を別シーンにアレンジして入れ込むなど、原作愛に満ちたラブストーリーになっている。

3うるわしのカレー ~父親とライバルをめぐる共演者の縁~

撮影現場の様子(うるわしのカレー)

宵の実家である、カレー屋・茄子おやじ。原作は下北沢に実在する同名店舗をモデルに描かれていて、原作ファンにとって聖地ともなっている。今回の映画では、その茄子おやじが全面協力。撮影の都合上、ロケは別の場所で行われたが、店のロゴマークや小道具、そして提供されるカレーも同店のものが使用されている。実際に食べた道枝駿佑、安斉星来、大路拓人役の水沢林太郎やよしこ役の与田祐希も「美味しかったです」。宵の父親・滝口誠一を演じた藤木直人は、店主役だけに食べるシーンがなく「残念でした(笑)」。しかし、カレー好きということで、その後、店舗へ出かけて食べたのだとか。その藤木と道枝は、2017年の連続ドラマ「母になる」(NTV)では親子役で共演。同作は道枝の映像作品初出演で、「今度は彼女のお父さんで不思議な気分でしたが(笑)、また共演できて感慨深かったです」と道枝。そして、店のバイトで琥珀と恋のライバルともなる役どころを演じた水沢は、道枝とはプライベートでは大の親友。さらに原作ファンでもあり、道枝に「通行人でいいから出たいと言っていたんです(笑)」と水沢。それとは別のところでなんと大路役に決まり、水沢も道枝も驚きつつ喜んだそう。この茄子おやじのある日のロケには、原作者のやまもり三香先生も来訪。劇中の茄子おやじでは琥珀と大路が火花を散らすが、縁のあるキャスト陣の共演と先生の見学に、現場は和やかな雰囲気に包まれていた。

4うるわしの演出 ~中盤のクライマックスとなる夏祭り~

撮影現場の様子(うるわしの演出)

映画中盤のクライマックスとなるのが、夏祭りのシーン。同場面もまた原作の名シーンのひとつで、琥珀と宵の関係性に大きな変化が訪れる。ここでふたりのある“初めて”も描かれていて、演じた道枝駿佑と安斉星来も、全編を通じて一番心に残っていると語る大切なシーンだ。夏祭りの設定ながら、撮影が行われたのは寒さも感じられるようになって来た11月初旬。埼玉県にある神社でロケが行われ、祭り客や露店商役など、総勢100名近いエキストラの方々に参加いただいて撮影を実施。もちろん立ち並ぶ露店も撮影のために準備されたもので、雰囲気ある夏祭りが描き出された。映画初監督作『交換ウソ日記』(23年)をはじめ、ドラマ「中学聖日記」(18年)、「西園寺さんは家事をしない」(24年)や「君の好きは無敵」(26年/以上すべてTBS)など、丁寧な演出と精彩な映像、情感あふれるラブストーリーに定評を持つ竹村謙太郎監督。今作でもキャラクターとキャストに寄り添いながら、ひとつひとつのシーンを構築。何より演じ手の心情そのものを映像美として切り取っている。思いが溢れた琥珀の“初めて”の行動に、心が高ぶる宵。「最初、泣くつもりはなかったんですが、セリフを言っていたら自然と涙が出てきてしまって」と安斉。泣いていない芝居も撮影されたが、結果、監督が採用したのは、そのシーンに最もふさわしく最も安斉が美しいカット。道枝と安斉が琥珀と宵として生きた一瞬一瞬のきらめきが、今作には収められている。

5うるわしのクランクアップ ~道枝駿佑が飛び越えた~

撮影現場の様子(うるわしのクランクアップ)

宵の手を引っ張って走る琥珀が、勢いよく歩道防護柵を飛び越える。本編の撮影でのラストカットとなったのは、映画では序盤で描かれている同シーン。ナンパ男といざこざを起こして、逃げ出して走る琥珀と宵のシーンで『うるわしの宵の月』は11月末にクランクアップを迎えた。最後はジャンプとなったが、道枝駿佑は他にも出会いのシーンの階段飛び、また安斉星来は空手にバスケと、身体を張ったシーンも多々。さらに走るシーンも多く、さまざまな意味でまさに体当たりの約2か月の撮影期間となった。この日、日中のシーンで、利根のばら役の星乃夢奈、日比谷寿役の鈴川紗由、茜仙太郎役の大倉空人、桑畑春役の阿佐辰美もアップ。夜になって琥珀と宵が逃げるシーンが撮影され、すべて終了となった。クランクアップのコールとともに、竹村謙太郎監督からふたりに花束が手渡される。その色合いはそれぞれ琥珀と宵をイメージした特別なもの。その花束を手に安斉は感謝を述べながら「初めてのヒロイン役が『うるわしの宵の月』の宵で、本当に良かったです」とコメント。そして道枝は、「琥珀のハードルを超えられるかという不安も毎日抱えながらやっていましたが、皆さんのおかげで楽しくできました」と締めくくった。愛に満ちたメッセージが、今度は劇場で観客に手渡される。

取材・文:渡辺 水央(映画ライター)